「琴音…」
とても小さな声だったが、琴音にも聞こえたみたいだった。
琴音はあたしに視線を戻すと、ただ、首を横に振っていた。
琴音までどうしたのだろうか。
それを見た柏木さんは、あたしに詰め寄ってきてひとこと、
「あんたの居場所、ないから」
そう言った。
あたしは呆然とその場に立ち尽くした。
*
授業の内容なんて、一切頭に入ってこない。
大野はというと、隣で寝息を立てて寝ている。
コイツは人気者でいいなぁ。
あたしなんて、いじめの対象になっちゃったよ。
あたしは陽気に眠る大野の顔を見て、ため息を吐いた。
何となく、前の方から視線を感じる。
あたしは教室内を見まわした。
すると、琴音と目が合った。
授業中だと言うのに、一番前の席から一番後ろのあたしをずっと見ている。
あたしが大野と関わってないかを確認するためだろうか。
『大丈夫だよ。何もしていないから』
あたしは琴音に、そんな視線を送ったのだった。
とても小さな声だったが、琴音にも聞こえたみたいだった。
琴音はあたしに視線を戻すと、ただ、首を横に振っていた。
琴音までどうしたのだろうか。
それを見た柏木さんは、あたしに詰め寄ってきてひとこと、
「あんたの居場所、ないから」
そう言った。
あたしは呆然とその場に立ち尽くした。
*
授業の内容なんて、一切頭に入ってこない。
大野はというと、隣で寝息を立てて寝ている。
コイツは人気者でいいなぁ。
あたしなんて、いじめの対象になっちゃったよ。
あたしは陽気に眠る大野の顔を見て、ため息を吐いた。
何となく、前の方から視線を感じる。
あたしは教室内を見まわした。
すると、琴音と目が合った。
授業中だと言うのに、一番前の席から一番後ろのあたしをずっと見ている。
あたしが大野と関わってないかを確認するためだろうか。
『大丈夫だよ。何もしていないから』
あたしは琴音に、そんな視線を送ったのだった。


