ペラペラ話していたのも、あえてだ。
食事中は静かに食べたい派と賑やかに食べたい派がいるけれど、ひとりに慣れている人こそ後者じゃないかって。
それこそ孤独を常に背負っているような人間は、とくに。
わたしはメイドという建前上、もちろん一緒に座ることもなくそばに立って見守っていた。
「…おまえ分もあると思ってたんだよ」
というつぶやきを、わたしは運が良かったのか悪かったのか聞き逃してしまったようで。
「このあとシャワーにする?それとも大浴場?もしシャワーなら、シャワールーム洗っ───」
「さっきの撤回する」
「へっ?てっかい…?」
「メイドなんだからさ。ご主人サマの夜の世話もしてくれんだろ?」
・・・・・・。
なにを言っているんでしょう、この人は。
夜の世話…?
夜の世話、とは……??



