「…これから俺のになるってのに。それ必要?」
「ひ、必要だよ…っ、女の子は言葉でも欲しいの…!」
それにわたし、だれかとお付き合いだって初めてだ。
ずっと憧れていたことでもあるし、夢見ていたんだから。
「…わかった」
「っ!」
わたしは意外にも期待していた。
今までいっぱいいっぱい意地悪なことばかり言ってきた男だからこそ、どんな言葉をくれるだろうって。
一生ものだ。
きっと何年経っても、絶対に忘れない瞬間になる。
「サナちゃん。────さっさと俺にぶち犯されろよ」
・ ・ ・ ・ ・ あぁん???
「んなっ!!なにそれ…っ、バカなの!?ムードのカケラもないの…!?やだっ、そんなのが告白なんて最低…っ」
「…あ、ごめん。本音と建前がつい」
「それわたしの持ちネタ…!!」
「自覚あったのかよ」
愛してるとか好きとか、すっごい想像してたのに…!!
もうっ!!
そうだった葉奈はこーいう奴だった…!!
「あーもう。慣れないことすんのやめた」
「ちょっ、んん…ッ!!ん…っ、バカ…っ」
「おまえもこっちのが嬉しいくせに。…ねえ?」
「そ、そんなこと…っ、んぁ…っ」
これが日向 葉奈。
悔しいけど、わたしが大好きになっちゃった生意気ばか次男だ。



