なんなのあれっっ!!
ことごとくわたしをからかって、なんって性格が悪いの!!
………でも、葉奈もアニキも揃いに揃ってそんな泣きそうな顔しちゃってさ。
「アニキほらっ、これしゃぶしゃぶするんだって!お肉いっぱいだねっ」
「…ああ」
「……ね?みんなも一緒に来たほうがぜったい楽しかったじゃん!もーー!」
焼肉はいつかみんなでするって決めていたから、ちょっと近いしゃぶしゃぶに来た。
わたしは食べ放題の安いところで全然よかったんだけど、アニキはやっぱり個室となっているお高いお店しか知らなかったようで。
超高級の和牛がテーブルに運ばれてきては、お出汁も2種類好きなものを選べる仕様。
「しゃーぶしゃーぶ……おおお!色が変わったよアニキっ」
「…ふっ。そりゃ火が通るからな」
「……もうっ、誰もそんなマジレス求めてねえやい」
わたしと居るとチカラが抜けるんでしょ?
難しいこと考えなくて済むんでしょ?
だからこうして連れ出したんじゃないの?



