なんとあっさりした返事なことで……。
戸惑うわたしは、後悔する。
骨格を引き上げる次男を前に、後悔する。
「今おまえ、自分で言ったからな。卒業するまでは、ね。なら卒業したら俺の好きにしていいってことだろ」
「え…、いやいやっ、そっ、そーいうわけじゃ…!!」
「自分の言葉には責任持てよ。いーよ、わかった。授業なんかリモートもできるし、単位も金でどうにかすることだってできる。早乙女さんには日本の事業所を任されそうだから、ちょうどいい」
「あ、あの、ええと……?」
「つまり俺は旅行気分でイタリア行って向こうに別荘持って、ここにもしょっちゅう帰ってきておまえを抱いてたまに連れていって。今とそんな変わらない自由な生活が───」
「わっ、わーー!!!ななななっ、なに言ってんの…!?変なこと言った…!今っ、すっごくバカなこと言ってたよ葉奈…!!」
「───なんて言った?覚えてないから教えてくれよ」
ヘナヘナと、全身がくったりと脱力。
遊んでる。
ぜったいぜったい、わたしの反応を見て面白がっている。



