だって言えないって……。
わたしは血縁関係がありませんでした。
つまり真冬にーちゃんとも実際は他人です。
わたしはもう日暮家の人間じゃないんだよ、なんて。
言えっこないよ……そんなの。
「…サナ。俺はおまえの親族だ、なにがあっても」
「……!」
ぽんぽんと、あたまに乗せられた手のひら。
なんとなくこの人は全部を知ってるんじゃないかって、思った。
「だから頼れ。俺だっていろいろ経験してるし、ある程度のことは見てきてる。…おまえは俺が愛する女性にどことなく似てるから放っておけねえんだよ」
「…えっっ、それってつまりわたしに告白してる!?やだよ親族だもんっ、真冬にーちゃんは超イケメンだけどそーいうのじゃないから…!!
その子を大事にしてあげてっ、女の子泣かせるなんて最低だよ!!そんなのSランクエリートの風上にも置けないぜ…!!?」
「……なんつーか、おまえがおまえで良かったわ」



