日向家の諸事情ですが。





「ごっ、ごはん!」



唐突に発したわたしに、全員が注目。



「ぜひ椿さんも一緒にどうですか!パーッと!」


「いいのかしら…?」


「もちろんです!せっかくアニっ、識様と再会できたわけですしっ」


「ではお言葉に甘えてご一緒させていただきますわ」



なにやってんだおのれは。
てめえ、おいわたし、わたしだよおめえ。

だって普通に良い子なんだもん、椿さん……。


もっと性悪な女だったらホウキで掃くみたいに追い返してたけど、そんなことしたらわたしのほうが性悪女だ。



「本日はありがとうございました。とっても楽しかったわ」



磯山さんに負けない奉仕力をと思っていたら、いつの間にか終わっていた夕飯タイム。

極力アニキと椿さんを見ないようにしていた時間。


何度か葉奈と痴話喧嘩を繰り広げたことくらいしか覚えていない。


するとなにかを思い出したように、パチンと手を合わせたのは椿さんだ。



「そうだわ!来月、私の誕生日パーティーがあるの。ぜひみんなを招待したいと思って。もちろん日暮さんも」


「パーティー!?おれそーいうの大好き!」


「望くんはどうかしら」


「…ボクは…サナが行くなら行く」


「サナっ、行くよね?そーいうのぜったい好きじゃん!」



気持ち的にも一歩下がった場所から見守っていたわたしは、つい苦笑い。