「ねえサナ…、これ、なに入ってる?」
「どうっ、どう…!?おいしい?無添加100%の野菜とフルーツを混ぜたわたしオリジナルのミックスジュース!」
「なんていうか……甘いんだが苦いんだか分かんない」
「えっ、うそ!」
「…ごめん。微妙かも」
「ええ〜!ちゃんと味見したのに!」
調理場を借りて御曹司たちのために作ったオリジナルミックスジュース。
前回作ったスムージーは予想以上に好評だったから、今回はパワーアップしたものをって思ったのに……。
ブレザー姿の三男は顔を渋らせてグラスをテーブルに置いた。
「はい望〜、オムレツにチーズソースたっぷりかけたからお食べ!」
「…ありがと」
「あっ、これアニキ!コーヒーのブラックおまち!」
「おう、サンキュ」
運ばれてくるワゴンから取り分けるのがメイドであるわたしのお仕事だ。
清々しい太陽の光が大きな窓を通り抜ける、そんな何気ない朝。



