日向家の諸事情ですが。





「ローレンのお世話よーしっ、朝ごはんの準備よーしっ、お洗濯物よーーしっ!!」



照り輝く太陽の下、真っ白なシーツをバサッと干す。


天気がいいってほんっとうに最高だ。

お洗濯物もすぐ乾くし、窓から降り注ぐ光が屋敷内を明るく照らしてもくれる。


気分がいいのなんのって………



「この暑さだけなければねっっ!!!」



あっっつい……。

汗だくになってお洗濯を干す毎日、そろそろやめたい……。


屋敷内は全面冷房完備としても、メイドのわたしは外での作業も多々ある。


シェフさんのお使いをお手伝いしたり、中庭や玄関の掃き掃除をしたり、それこそ敷地内の見回りにローレンのお散歩にと。



「ほら起きてーっ!夏休みだからってダラダラしないの!!」


「……あと2時間…」


「アホかっっ!お昼になっちゃうよ!!」


「んー…サナも一緒に寝ればいーじゃん…」


「へっ?わっ…!」



大きなベッドにうつ伏せで寝ていた三男。

ぐいっとわたしの腕を引っ張ってきたかと思えば、わたしごと夢のなかへと引き込む戦法に出やがった。