ここで生まれる相違。
わたしの事情はなんとか誤魔化して、なんとか場を取り持って、彼らの疑問を聞くことに。
「たぶん居たよね?ハナちゃん」
「……えっと、」
「おれたちのなかで香水つけてんの、ハナちゃんだけだから。わかるんだよ、リビング入ったときから思ってた」
アニキと望も同意見らしく、どうやらその部分をわたしに問い詰めたかったらしいのだ。
「もしかしてここで一緒にご飯食べた?打ち解けられたの?それか……危ないことでもあった?」
とくに最後が本心だったように、真剣に聞いてくる。
「危ないことは、ないよ。むしろ…、普通に話せたから」
「えっ、ハナちゃんと?」
「…うん」
「ほんとに何もされてない?たとえば……殺されかけたり。冗談抜きでハナちゃんは今までメイドに殺意さえ向けてた人間だから」
そこでピクッと反応したのは、なぜかアニキだった。
視界には入っていたものの、わたしは話から離脱することはしないで楓くんの質問にきちんと答える。



