「サナーー!」
「うおわ…っ!!」
「相変わらず色気の“い”の字もないけど…これに会いたかった!!」
まず出迎えて真っ先に飛んできた三男。
勢いのまま腕のなか、なにがなんだか分からない状態でコレ呼ばわりしてきた年下におかえりを言う。
「やばい、ホームシックになった。毎日顔合わせてる犬が近くにいないだけでさ、なんかすぐ帰りたくなっちゃってびっくりだよ」
「犬言うなっ!ローレンも元気してたよ!」
「てか、写真送ったんだよおれ。まーったく返信こないし」
「……あっ!!そそそれはっ、大雨!雷もあって停電になっちゃったの!!」
「え、まじで?」
ごめん楓くん、マジなんだけど言えない…。
この7日間はスマホを気にする暇もないほど生意気ばか次男のお世話に大変だった……なんて。
それにあんな…、
あんな夜があったとも言えない永久封印だ……!!



