日向家の諸事情ですが。





睨むなよぉぉ…っ。

外の雷と合わさると刑事ドラマで犯人に刺される寸前のシーンみたいになっちゃってる…!



「ほんとにそんなくだらないことしか無いのかよ」


「もうっ!ないって言ってる!しつこいっ」


「…じゃあこれ、なに?」


「わっ!」



そっと触れてきたのは、わたしの首にかけられたペンダント。

母からもらった大切なお守りだ。



「これはね、わたしの宝物なんだ」


「…宝物、ねえ。これがどんなものか知って付けてんの?」


「えっ、そんなに高級なものなの…?」


「……まあ」


「そーなの!?わあ…、ぜったい失くさないようにしなくちゃ…」



なんだろう…。

わたしの返事が1つ1つ筒抜けていくような、そんな反応を毎回される。


この人はわたしからのどんな答えを期待しているの。



「でもこいつってぜったい嘘つけるタイプじゃないんだよな…」


「ど、どーいうこと…?」


「…識に惚れてんだろ?」


「っ…!!」



ど、どうして…!?

わたし……惚れ、ちゃってる、の……?


顔があっつい…。
どうしよう、胸がドキドキしてきた。