神社の出来事から数日後。
あたしは家にランドセルを置いてから、神社に向かった。
鳥居をくぐり、階段を駆け上がる。
瞬くんが死んだ日から、何度も行った神社。
この場所が、いつもあたしたちを歓迎してくれているように見えた。
「……隼人と瞬くん、もう来ているのかな?」
誰かを待つのは、冬の終わりを待ち遠しく思うのに似ている。
……ずっと。
あたしの時間は、あの日で止まったままで。
前に進んだら、もう、三人一緒でいられないと思っていた。
だから、進みたくなかったし、進むつもりもなかったけれど。
進むのって、『終わり』じゃないって分かったから!
「隼人、瞬くん、お待たせ!」
「おう、こはる!」
「こはる!」
駆け寄ったあたしを、隼人と瞬くんはいつものように最高の笑顔で迎えてくれた。
あの日、あたしたちは『運命の選択』をした。
悲しい現実をはね除けて。
三人で笑い合う未来を、自分たちの手でつかみ取ったんだ。
「今回は、黒板の望みをかなえたらいいんだよな?」
「うん!」
隼人に問いかけられて、あたしは気合いたっぷりの返事をする。
元気いっぱいにうなずいたけれど。
本当は、絶対に黒板さんの望みをかなえられるなんて言い切る自信はない。
あるとすれば、ただひとつだけ。
「あたしたちの力を合わせたら、どんな問題も解決だよ!」
あれこれ考え込まずに。
ただ伝えたいことを考えた時、その言葉しか浮かばなかった。
理由なんて、後回しでいい。
望みをかなえる方法なんて、三人でこれから考えればいい。
今は、三人で前に進みたい!
想いを結ぶのも手をつなぐのも、決して一人ではできない。
だけど、三人でいれば。
昨日と全く同じ日にはならないように。
今日と全く同じ明日にもならないから。
「だから、三人で一緒に、未来に向けて走り出そう!」
あたしはぐっと手を空に伸ばす。
まぶしいほどの光が、どこまでも続く青空へと溶けていった。
あたしは家にランドセルを置いてから、神社に向かった。
鳥居をくぐり、階段を駆け上がる。
瞬くんが死んだ日から、何度も行った神社。
この場所が、いつもあたしたちを歓迎してくれているように見えた。
「……隼人と瞬くん、もう来ているのかな?」
誰かを待つのは、冬の終わりを待ち遠しく思うのに似ている。
……ずっと。
あたしの時間は、あの日で止まったままで。
前に進んだら、もう、三人一緒でいられないと思っていた。
だから、進みたくなかったし、進むつもりもなかったけれど。
進むのって、『終わり』じゃないって分かったから!
「隼人、瞬くん、お待たせ!」
「おう、こはる!」
「こはる!」
駆け寄ったあたしを、隼人と瞬くんはいつものように最高の笑顔で迎えてくれた。
あの日、あたしたちは『運命の選択』をした。
悲しい現実をはね除けて。
三人で笑い合う未来を、自分たちの手でつかみ取ったんだ。
「今回は、黒板の望みをかなえたらいいんだよな?」
「うん!」
隼人に問いかけられて、あたしは気合いたっぷりの返事をする。
元気いっぱいにうなずいたけれど。
本当は、絶対に黒板さんの望みをかなえられるなんて言い切る自信はない。
あるとすれば、ただひとつだけ。
「あたしたちの力を合わせたら、どんな問題も解決だよ!」
あれこれ考え込まずに。
ただ伝えたいことを考えた時、その言葉しか浮かばなかった。
理由なんて、後回しでいい。
望みをかなえる方法なんて、三人でこれから考えればいい。
今は、三人で前に進みたい!
想いを結ぶのも手をつなぐのも、決して一人ではできない。
だけど、三人でいれば。
昨日と全く同じ日にはならないように。
今日と全く同じ明日にもならないから。
「だから、三人で一緒に、未来に向けて走り出そう!」
あたしはぐっと手を空に伸ばす。
まぶしいほどの光が、どこまでも続く青空へと溶けていった。



