凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】

今度こそ口が離れた頃には、私の身体の力は抜けて、目に涙を溜めて凪渡くんを睨むことしか出来なかった。

「警察呼びますよ!?」

「呼べば? この時間に公園にいた莉帆も怒られて、家に連絡行くかもね」

「まだ八時……!」

「そうだね、でも家に迎えの電話は行くと思うよ。それに八時でも真っ暗だし警察が歩いて帰れって女子高生に言うはずないでしょ」

「どっちにしてもそんな脅しに負けるはずないでしょ!」

私がスマホを取り出そうとすると、電源がつかない。

最近は忙しくて充電する暇もなかった。

「さて、じゃあ莉帆ちゃんに提案」




「何ですか……!?」




「毎日、俺とここでご飯を食べて」




今、私が断ったとしても何も問題ない。