凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【長編大賞版】

数秒後には自分がキスをされていることに気づく。





「んっ! んー!!」





相手の肩を思いっきりドンドンとグーで叩いてもびくともしない。

やっと相手の口が離れた頃、もう私の息は切れていた。

「はっ……はぁ……何をするんですか!?」

「ん、キス? 愛があれば何でも乗り越えられるっていうじゃん。だから俺らで愛を作ろうよ」

「頭おかしいんじゃない!?!?」

「莉帆ちゃんも毎日忙しいんでしょ? 愛があったほうが良くない?」

「こんな愛いるはずないでしょ!!!」

「ダメだよ、そんなこと言っちゃ」