ただぎゅっとぎゅぅーっと私を抱きしめている腕に力を入れていた。
でも、力を入れすぎないで、私が痛くならないように。
「莉帆ちゃん。俺がバイトしている理由が知りたいって言ってたよね。前に言った通り、いつか自立して家を出たいからだよ」
「莉帆ちゃんを迎えに行くために」
凪渡くんがまるで自分で自分を嘲笑うかのように乾いた声で笑った。
「家の決めた相手じゃないと交際を認めてくれないのは、どこの家も一緒だよね」
そして、私を迎えに来た黒髪の王子様は私から目を逸らさずにこう告げるのだ。
「俺に『愛があれば何でも出来る』って教えてくれた女の子は、きっともう愛なんか信じてない。でも、俺はまだ君のせいでその言葉を信じている」
王子様は寂しそうに、いつもの胡散臭さすら感じさせずに、ただただ愛おしそうに告げる。
「責任取ってね、莉帆ちゃん」
でも、力を入れすぎないで、私が痛くならないように。
「莉帆ちゃん。俺がバイトしている理由が知りたいって言ってたよね。前に言った通り、いつか自立して家を出たいからだよ」
「莉帆ちゃんを迎えに行くために」
凪渡くんがまるで自分で自分を嘲笑うかのように乾いた声で笑った。
「家の決めた相手じゃないと交際を認めてくれないのは、どこの家も一緒だよね」
そして、私を迎えに来た黒髪の王子様は私から目を逸らさずにこう告げるのだ。
「俺に『愛があれば何でも出来る』って教えてくれた女の子は、きっともう愛なんか信じてない。でも、俺はまだ君のせいでその言葉を信じている」
王子様は寂しそうに、いつもの胡散臭さすら感じさせずに、ただただ愛おしそうに告げる。
「責任取ってね、莉帆ちゃん」



