凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】


「高校に入って再会した莉帆ちゃんは疲れ切っていて……ただただいっぱい寝て欲しかった。休んで、無理しないで欲しかった。でもそんな言葉をかけても莉帆ちゃんは聞いてくれないし、バイトを辞めることなんて出来ない」

「でも、莉帆ちゃんを離れて見守ることも出来なかった」

「ねぇ、莉帆ちゃん。『愛があれば何でも出来る』なら俺を利用して。食事くらい俺から貰って。莉帆ちゃんが俺に愛をくれなくても、俺が莉帆ちゃんに愛をあげる。莉帆ちゃんに利用されるなら本望だ」





何がどうなっているの?

一体どれが嘘で、どれが本当のこと?







「私は……凪渡くんのどの言葉を信じれば良いの……?」







凪渡くんは返事をしなかった。