力の差は歴然だった。
「良かったね。つけいるのが俺で。お金や身体が欲しいじゃなくて、愛が欲しいなんて良心的じゃない?」
「本気で言ってる?」
「ははっ、莉帆ちゃんは好戦的だね〜。でも、バイトで疲れ切ってて手には力が入ってないし、目にはクマができている。本気で俺に反撃したいなら、仮眠じゃなくて夜にしっかり寝なよ」
なんで、そんな私のことを本気で心配している人みたいなことを言うの。
思ってもないくせに。
「もう寝るから出てって。凪渡くんがいると安心して眠れない」
「はいはい。分かったよ」
凪渡くんが教室から離れ、他の女子に囲まれて「きゃあ」と言われているのが遠くから聞こえてくる。
これで安心して寝れる。
お姫様が眠っている中、王子様は綺麗な女の子たちに囲まれながらお姫様に想いを馳せる。
「王子様みたいに告白したら、簡単に振るくせに。莉帆ちゃんはそういう人でしょ」
お姫様が気づかない王子様の本音。
それは毒か蜜か、分からないまま口に入れれば……
味で分かるのか、それとも胃に入らないと分からないのか。
それとも、もはや毒でも蜜でも関係ないのか。
だって、もう口に入れてしまっているのだから。
「良かったね。つけいるのが俺で。お金や身体が欲しいじゃなくて、愛が欲しいなんて良心的じゃない?」
「本気で言ってる?」
「ははっ、莉帆ちゃんは好戦的だね〜。でも、バイトで疲れ切ってて手には力が入ってないし、目にはクマができている。本気で俺に反撃したいなら、仮眠じゃなくて夜にしっかり寝なよ」
なんで、そんな私のことを本気で心配している人みたいなことを言うの。
思ってもないくせに。
「もう寝るから出てって。凪渡くんがいると安心して眠れない」
「はいはい。分かったよ」
凪渡くんが教室から離れ、他の女子に囲まれて「きゃあ」と言われているのが遠くから聞こえてくる。
これで安心して寝れる。
お姫様が眠っている中、王子様は綺麗な女の子たちに囲まれながらお姫様に想いを馳せる。
「王子様みたいに告白したら、簡単に振るくせに。莉帆ちゃんはそういう人でしょ」
お姫様が気づかない王子様の本音。
それは毒か蜜か、分からないまま口に入れれば……
味で分かるのか、それとも胃に入らないと分からないのか。
それとも、もはや毒でも蜜でも関係ないのか。
だって、もう口に入れてしまっているのだから。



