その恋、両思い未満

生きてるだけで太っていくのが女の子なのに、それを無視したデザインはあろうことが女性が作ったものらしい。

夏は軽やかなグレーのプリーツスカートだけど、冬服は黒いプリーツスカートに重なるように巻かれたグレーのうっすい素材の布。
深く入ったスリットからプリーツを覗かせる重いデザイン。
どっちもキラキラ女子高生が切らなくたって半数くらいが満足できるスカートの長さ。


変態が作ってるからセーラー服と同じ色のニーソである。


特徴的で可愛いと言えばそうだけど、独創的で近寄り難いといえばそれも頷ける。


……ラノベかっての。



「ストレートだね。俺は好きだけど」
「スカート短いから?」
「じゃなくて」


苦笑いのもえ。


「俺のこと、安く見過ぎでしょ」
「年頃の男の子だから」


適当に相槌を打って、理由を考えてみる。


1番最初に目についたのは当たり前だけど偏差値。
だいたい同じくらいの偏差値帯の高校を適当に見繕って、家から通えるところは全部省いた。
新幹線で行くような距離は流石にパパに反対されたから適度な距離のものを残した。


それから次に見たのは男女比率だった気がする。
ここは、男子の方が多いんだな、と思ったから決めた。