青に溶ける、きみ。


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次の日の朝、目が覚めて最初に思い出したのは、昨日聞いてしまった晴海の言葉だった。



県外。第一志望。一人暮らし。


その言葉たちは、眠っている間も消えてくれなかった。夢の中でも、私は何度も同じことを考えていた気がする。


目を閉じれば、海で笑っていた晴海の横顔が浮かぶ。



ひまわり畑で「まだ夏井との夏、終わりたくない」と言ってくれたこと。


夕暮れの海で、くだらない話をしながら歩いたこと。



全部、私にとって大切な思い出だった。


でも、思い出になるにはまだ早すぎる。


私はまだ、晴海の隣にいたい。

そんな気持ちは、もうずっと前から分かっていた。



私は晴海が―――。



隣にいるだけで嬉しくて、名前を呼ばれるだけで心臓が少し速くなる。


何気ない一日を特別にしてくれる人。


それが晴海だった。



だからこそ、怖かった。今まで当たり前だった時間が、終わってしまうかもしれないことが。