「珍しい」
なんて思いながら、急いでトーク画面を開いた。
〈明日、空いてたりする?〉
短い一文。たったそれだけなのに、どうしてこんなに気持ちが揺れるんだろう。
何度もその文字を見返してしまう。
どうしたんだろう。何か用事でもあるのかな。
それとも、ただ遊びに誘ってくれているだけ?
そんなことを考えながら、私は返信を打った。
〈空いてるよ〉
送信した瞬間、少しだけ緊張する。すぐに既読がついた。
〈じゃあさ、一緒にひまわり見に行かない?〉
思わず画面を見つめたまま固まった。
ひまわり。夏の終わりに咲く、大きな黄色の花。
晴海と二人で見るひまわりを想像しただけで、胸の奥がじんわり温かくなる。
………でも、なぜかすぐに返事ができなかった。



