夕焼けに照らされた横顔も、眩しそうに目を細める癖も、青空の下で笑う声も、夏の光をそのまま集めたようなあの人の姿ばかりが、胸の奥へ静かに降り積もっていく。
そんな自分が嫌だった。
大塚くんは何も悪くない。
真っ直ぐに想いを届けてくれた人に対して、こんなことを考えてしまうなんて最低だ。
「私的には、今日ちょっと面白いものが見られる気がするけどね」
緑は口元を緩めながら、楽しそうに髪をまとめていく。
「……えっと、それはどういうこと?」
「んー、大塚くんと晴海のバトル、とか?」
「……?」
意味がわからず首を傾げると、緑はますます意味深に笑うだけだった。



