冬の光にヴェールは要らない

SNS映えには程遠い写真だったが、慣れていない感じが伝わって逆にちょっと面白い。

きっと壮矢は先程の海辺でこのSNSを開いたことすら久しぶりだったのだろう。

久しぶりに使ったSNSで何かを投稿して見たくなる気持ちは少し分かる。
 
それと……これは自惚のような予想だけれど、今日アカウントを交換した私に「自分は怪しいやつじゃない」と伝えてくれているのかもしれない。

別に怪しい人だと思っている訳じゃない。

ただ真っ直ぐさが苦手なだけ。

この人はいつか私の二枚目の殻に踏み込もうとするかもしれないと直感が言っているだけ。

きっと他の人からすれば、壮矢は放課後に弟と遊んでいる好青年に見えるだろう。