転生幼魔女は生き延びたい!~唯一無二の力はナイショだよ〜

「……おわかれ、イヤだよ。ぜったい」

 うつむくセレスティアを見て、泣いてしまったと思ったのだろう。マリアベルが『泣かないで、セレスティア』と囁いて、慰めるように頭をすりすりと擦りつけてくる。

「ありがとう、まりあべる。でも、だいじょうぶ。わたし、ないてないよ」

 顔を上げたセレスティアの両目には涙ではなく、確かな決意が滲んでいた。
 瑠璃色の瞳は月光を受け、夜空でひときわ強く輝く一番星のようにきらめいている。

「リコン、はんたい! だから、おとうしゃまと、くりすちーぬさま、なかよしにする! わたし、がんばるっ!」

『よく言ったわ、セレスティア! 前向きで偉いわね』

「えへへ」

『それで、具体的にどうするつもりなの?』

「それはねぇ──」

 セレスティアは胸を張り、キッパリと告げる。