気まぐれ王子と召使い


「まぁ……お察しの通りですよ。それでなんの用かな?」


「なんで喧嘩したのか…って言うのはとりあえず置いといて、山吹は旧校舎に来るのか?」



なんともタイムリーな話題だ。

真堂のことだから十中八九そっちの話題だと思ってたけど、予想は合ってたみたいだ。

うーん、としばらく考え込んでみたけど、心の中では答えは決まっていた。



「よし、行こうかな」


「はい、じゃ決まりな。一応他に誘ったのは霧島と水瀬だから、そこんところよろしくな」


「えっ!?水瀬ちゃんも誘ったの!?」



私の気迫に驚いたように目をパチパチさせるも、ヘラりと「そうだよ?」となんでも無いように言ってのけた。


「み、水瀬ちゃんって私のこと嫌いじゃなかったっけ…」


「ふぅん?そうだったっけ。ま、適当におだてとけばなんとかなるよ」



完全に他人事のような口ぶりだ。