「そういや、俺が居ない間下僕はどうやって過ごしたんだよ」
「どうやってって、普通にだよ」
「へ〜?俺が居ないのにお前普通に生きれんの?」
前言撤回だ。全然可愛くない。
まるで当然の事とも言わんばかりに頬杖を付きながら見てくる世那は憎たらしいという他ない。
「あのねぇ世那さん…私も普通の1人の人間なんですよ、世那さんがちょっとの間不在だからってなんにも困りませんよ」
「でもお前俺以外友達居ねーじゃん」
「うっ!!」
いきなり痛い所付いてくる。
言われてみれば、交流している大体の人は世那関連の人で、個人的に交流があるのは真堂ぐらいだ。
というかその真堂ですらこの間久しぶりに話したから、自信を持って友達です!と言い切れるもんなんだろうか…
「……居るよ、一年の時に仲良かった子とか…でも、クラス離れたら、自然とあんまり交流無くなるじゃん?」
「クラス離れたぐらいで交流無くなんのって友達なの?あの馬鹿頭はクラス違うけど毎日俺に会いに来てんじゃん」
「甲斐君は特別献身的なの!」
またああ言えばこう言うだ。
甲斐君ほど献身的なタイプは珍しいと言うのに、当たり前のように言いおって。
別に1年の時に仲良かった子とも全く交流無いわけじゃないし。廊下ですれ違ったら挨拶ぐらいする。
心の中で言い訳をしていると、世那は哀れみを含んだ眼差しでニヤニヤと笑いながら私を見てきた。


