気まぐれ王子と召使い



次の日が休みでよかった。


目の下の隈を鏡越しで確認しながら、携帯の着信履歴を呆然と見つめる。


着信履歴の"涼井 世那"という表示が100件以上羅列し、メッセージも何百件も送信された跡が残されていた。



どうして彼はここまで私に嫌がらせをするんだろう。

もう近付かないで欲しいだけなのに、彼はそこまでして私を不幸にしたいのだろうか。


今はまだ朝の7時なのに、あの不快な着信音が鳴り始めた。

虚ろな目でゆっくりと画面をタップし、携帯を耳元に当てる。