ご飯を食べながらも、世那はお酒を飲むことをやめなかった。
「……世那、いつからお酒なんて飲んでたの?」
「あー?お前が知らなかっただけで前から飲んでたよ」
頬を赤くしながらヘラりと笑う世那にモヤモヤとする。
私が知っている世那はお酒を飲んだりする事なんてしない。
どちらかと言えば、煙草やお酒を飲んでる人間を馬鹿にするタイプだったと思ったのに。
「やめなよ、お酒なんて……トラブルになったら大変だよ?」
「保護者ヅラすんなっつーのー……つーか、こんぐらい誰でも飲んでるって。お前が変なんじゃねーの?」
「へ、変じゃないよ……肝臓に負担とかかけちゃうから早めの飲酒は良くないって…」
「は〜あ。お前って本当うるさいわ……生きづらそうな性格してんな」
棘のある言葉とは打って変わって、世那は機嫌が良さそうに私をジッと見つめた。
とろんとした、蕩けそうな程の熱視線に妙に居心地が悪くなる。



