気まぐれ王子と召使い


「須藤さん凄い良い子だったね〜」


世那に話しながら改めて思い出してみるも、あんなに感じの良い女の子は初めて会ったかもしれない。

ぜひ甲斐君とは良い関係で居て貰いたい物だけど…


「俺はああやって紹介しろってしつこい女好きじゃないけどね」



世那は冷めた目で言い放った。

そもそも世那は誰かに縛られるのが嫌いだから、いくら甲斐君に頼まれたとは言え嫌々だったのだろう。



「まぁ、今日限りと思えば良いじゃないですか。甲斐君も喜んでたし」


「……ま、どうでも良いけど」



疲れたように首を回す世那に苦笑いをする。

一日だけとは言え、他のクラスの子と交流出来たのは新鮮で良かった。




と、思ってたんだけど……