「世那ー!ごめんな〜〜!!しばらく顔出せてなくて!!」
朝、世那と一緒に学校に登校してきた時だった。
教室に入ろうとした瞬間、突然オレンジの髪の巨体が世那の後ろからガバッと抱き着いたのだ。
「う"っ…!おまっ、キモっ!!離れろって、鬱陶しい!」
「俺、世那が心配してくれるなんて微塵も思わなくて!!マジで昨日のメッセージ嬉しかった!!」
「あーーー!うるせー!!とにかく離れろ!!」
嫌々と暴れる世那の頬は照れてるのか少しだけ赤い。
てっきり"中庭に来い"とだけ送ってたのかと思ったけど、他にも送っていたのだろうか。
「か、甲斐君、おはよう……昨日世那さんになんて送られたの?」
「あ、夕香里ちゃん!いやね、世那から昨日"最近なんで来てねーの?今から中庭に来いよ"ってメッセージが届いてさ!」
「ただの疑問文だろうが!とにかく離れろつってんだろ、殺すぞ!」
世那の訴えがようやく届いたのか、甲斐君は慌てて世那から離れた。
終始不機嫌そうな世那とは違って、甲斐君はご機嫌だ。


