気まぐれ王子と召使い


「……は?お前、なにしてんの……?」


「なにって、せっかくだし一緒に飯食おうぜ。良いだろ?山吹」



世那も流石に横に座られると思って無かったのか、驚いたように目を見開き信じられないといったように真堂を見つめている。

水瀬ちゃんも同様にポカンとした顔になってる。



「おい、そいつに話しかけんな、殺すぞ」


「相変わらず物騒な奴だな。山吹ー、良いだろー?」


「えええ、えっ!?ちょ、それはせ、世那さんが決めて頂いてっ、」



しどろもどろになる私の口を手で押さえると、世那は真堂から私を隠すように体を前に出した。



「早く俺の視界から消えろよ、クソ詐欺師。お前の面見てると虫唾が走るんだよ」


「ははっ!俺が詐欺師に見えるのか?そう言うお前は、"新興宗教の教祖様"って所か」


「は?何言ってんだお前…」


「そのまんまの意味さ。信者を洗脳して信仰心を煽るのはお前の十八番だろ?」



そう言った真堂の胸倉を世那は勢いよく片手で掴みあげる。



「ちょっ……!涼井!!」



水瀬ちゃんが小さい悲鳴をあげるのもお構い無しに、世那はジッと真堂を睨みあげた。