「真堂はわざわざ他人の仲を引き裂いたりするほど他人に興味無いよ。だから多分、世那が深く考えすぎなんだよ」
「じゃあなんで俺達の前であんな話したんだよ?アイツは俺からお前を奪って反応を楽しんでるんだ」
「だから考えすぎだって……それに、私と世那は10年以上一緒に居たんだよ?そんな中二の時にした事の一つや二つで仲悪くなる訳ないんだから」
世那に限って犯罪をしたという線も無いだろう。
そういうのは面倒だし興味無いとつっぱねるタイプだし。
だから、しこりがあるなら自分から取ってしまえばいいんだ。
「真堂は噂話を好き勝手にばら撒くタイプじゃないけど、心配なら世那が今言っちゃえば良いんだよ」
「…………」
「それを聞いた所で私と世那の関係が変わるなんて1000%無いからね!断言できるよ!」
安心させるように笑顔で世那を見つめても、世那は逃げるように私から視線を逸らした。
「信じられない」
「えっ……ど、どうして?」
「お前、俺があれだけ行くなって行った旧校舎に無理矢理真堂と行っただろうが」
「そ、それは、そうだけど……でも、それとこれとは別じゃない?」
「なにが別なんだよ。俺の言うこともまともに聞けない奴に、そんなこと話せる訳がないだろ」
何をそんなに怖がっているんだろう。
私なんかより世那の方がよっぽど気分屋で、私のことポイって捨てちゃいそうなのに。


