「そうそう!真堂と話す時よく水瀬ちゃんの話題が出るんだよねー。そのたびに私二人がお似合いだなぁって思ってたんだよ」
「はっ!?えっ、ちょ……マジ?」
「大マジだよ!水瀬ちゃんのことお気に入りみたいで毎回楽しそうに話してきてたよ」
正直だいぶ盛った話ではあるが、水瀬ちゃんは真に受けてるみたいだ。
人差し指をモジモジとさせて顔が茹でダコのように紅くなっている姿はまさしく恋する乙女って感じだ。
「な、なによ……アイツ、裏ではそんな事言ってんだ?」
「うん、ああ見えて照れ屋なんだよ」
「ふぅん……私は別に真堂の事なんかどーでも良いけど、向こうがその気なら……乗ってやらないこともないけど?」
「あ、え、えーっと……で、でもほら!真堂だってそういうの慣れてないから、その…もう少し、仲良くなってからの方が真堂も有難いんじゃないかな…?」
思ったよりその気になってそうなので慌ててブレーキをかける。
私の発言のせいで水瀬ちゃんが玉砕することになったら私は責任が取れない。
(そもそも真堂って恋愛本当に興味無さそうだし)
水瀬ちゃんを気に入ってるのは本当だと思うけど、あくまでそれは遊び相手としてだと思う。


