例えこの空が晴れなくても



どうやって帰ってきたのか、覚えていない。





「愛菜、もう寝なさい」



お母さんに言われて自分の部屋に行き、ベッドに横になる。






まだ、優の死が受け入れられない。







もしかしたら夢かもしれない。





起きたら普通に優がいるかもしれない。




そう思って、目を瞑ると、

いつの間にか眠っていた。