軋轢姫は、闇系総長に溺愛される

「そこはふつう、『そんなことないよ。』でしょ?」

「ごめん」

「べつにあやまんなくてもいいけどさ」

なんて言うと、悠斗はニカッと笑う。
爽やかな笑み。大概の女子は心を射止めることができるんじゃないかって。そう思う。

「ここ、座って」

悠斗は、ポンポンと、ベッドを指差した。
私はそこに恐る恐る腰を下ろす。

座ると、悠斗はその後ろにあぐらをかいた。
何するんだろう、ってドキドキしてたら、髪に感触があった。

「何してるの?」

「え?ブラシかけてるの。」

「なんで、?」

「え?なんとなく?つか、ヘアアレンジ得意なんだよ。妹のヘアアレンジとかやってたし」

(懐かしい・・・)

昔は、会ったら悠くんに髪の毛を結んでもらったりしていたから。