軋轢姫は、闇系総長に溺愛される

「ここで時間つぶすの?俺とずっとここにいる?」

「帰らなきゃいけないんで、いいです。」

「そうなの?まぁ、確かにこれ以上いたらふつうに補導されるかもだけどさ。」

「帰るところがあるから。」

嘘だけど、もう人付き合いにつかれた。
一言二言交えただけで疲れてしまうなんて、コミュ力が無さすぎる。

「ほんと?」

その言葉が、鋭い針になって心の奥の方に刺さった。
帰るとこなんてない。

「・・ほっといて、」

そう言って立ち上がる。腕を掴まれた。

「離して。警察呼ぼうか?」

「え、サツよんだらるーも補導されるけど?」

「・・・・」

もうやりとりに疲れ、強引に腕を振り払って歩こうとしたら、ふらりと視界が真っ白に弾けた。
朝ごはんも食べてないし、お弁当もないし、お金もないから昼ごはんも食べられなかった。

夜ご飯もまだ食べてないし・・・。ご飯ぬきすぎだからかな?