でも、悠くんが引っ越してから母は虐待を始めたから、悠くんがいる時は、ふつうの性格だった。
でも今は、傷を隠すのに必死で、なるべく肌の露出を控えていた。
見られたくないと思ったけれど、だとしたら悠くんだって変わり果てている。
こんな、不良みたいな格好をしているのだから。
悠くんは確か私より4つ年上で、お兄ちゃんみたいな存在だった。
・・・ずっと、好きだった。
すっかり忘れていた人間らしい気持ちが心の奥底から泡のように浮かび上がってくる。
「ねえ・・・・」
口を開きかけて、思わずその言葉を飲み込む。
・・・何を言おうとしてるのかな、私は。
(覚えてるはず、ないのにさ)
「あのさ、悠くん・・・」
覚えてないってわかってるのに、勝手に口から飛び出るのはずっと呼び続けていた「悠くん」って呼び名。
「ははっ、悠くんって、可愛い呼び方してくれんじゃんか」
そう言って、白い歯を見せて笑った。
「普通に、悠斗(ゆうと)でいいよ?」
「うん」
でも今は、傷を隠すのに必死で、なるべく肌の露出を控えていた。
見られたくないと思ったけれど、だとしたら悠くんだって変わり果てている。
こんな、不良みたいな格好をしているのだから。
悠くんは確か私より4つ年上で、お兄ちゃんみたいな存在だった。
・・・ずっと、好きだった。
すっかり忘れていた人間らしい気持ちが心の奥底から泡のように浮かび上がってくる。
「ねえ・・・・」
口を開きかけて、思わずその言葉を飲み込む。
・・・何を言おうとしてるのかな、私は。
(覚えてるはず、ないのにさ)
「あのさ、悠くん・・・」
覚えてないってわかってるのに、勝手に口から飛び出るのはずっと呼び続けていた「悠くん」って呼び名。
「ははっ、悠くんって、可愛い呼び方してくれんじゃんか」
そう言って、白い歯を見せて笑った。
「普通に、悠斗(ゆうと)でいいよ?」
「うん」

