軋轢姫は、闇系総長に溺愛される

「君さ、総長にならない?」

え・・・・・?
総長って・・・暴走族の?
おそらくは「帝國」の人たちだろうから、私を「帝國」の総長にしたいって意味?

「え・・?」

思わず口の中でつぶやくと、金髪の人は言った。

「君、ケンカ強そうだし、雰囲気あるじゃん」

(・・・・・でも、必要とされているのなら。)

心がグラグラと揺れる。

「ダメかな?」

そう言って、金髪の男の人は私の頭をぽんぽんと撫でた。
不器用な優しさが見える。

その瞬間、頭の傷がズキンと痛む。

「った・・・」

「どこか、ケガしてるの?」

その瞳に浮かぶのは、心配の気持ち。