
- 作品番号
- 1761086
- 最終更新
- 2025/09/23
- 総文字数
- 34,219
- ページ数
- 44ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 248
- いいね数
- 1
- ランクイン履歴
-
ミステリー・サスペンス26位(2025/09/18)
今までの人生において何が間違っていたというのか。
ただ敷かれたレールを走るだけでは神様のお気に召さないのか。
だからだ。
神様が平凡な人生フルコースにスパイスを振りかけたのは。
そのスパイスはとても辛くて、辛くて、
辛さのあまりに涙がこぼれ落ちるほどのもの。
体中から体中から焦燥、悲哀、憤怒という気持ちも
血や汗という液体も流れ溢れ出てくるんだ。
辺りから響き渡る悲鳴。
目の前には無様な死体。
それを見て子どもがおもちゃを買い与えられて
はしゃぐように楽しげな声。
全部が全部、信じられなかった。
現実で起きたことという事実を呑み込めなかった。
手の込んだドッキリにしては重すぎていた。
けれど、神様はこれだけでは満足しなかったようだ。
隠されていた、知る必要がなかったナニカが暴かれて、
心が壊されていく。
でも、そんなことは誰かから見れば大したことではない。
そうでしょ?
【 That's not such a big deal, is it ? 】
イラスト・脚本 / 湯煎
文章 / 桃栖
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…