休暇中の御曹司と出会ったら、愛され過ぎてもう無理です。

悠河(ゆうが)が夏奈ちゃんに威圧感を出すからだろ。そんなつもりなら紹介するつもりは一切ないけれど」

「これくらいのことに耐えられないとお前のパートナーは務まらないと思うけどな」

その言葉に古賀さんは秘書の方を少しだけ目を細めて見ている。



「それ以上は怒る」


「……怒れば良い。これでも長い付き合いだし、お前の不利益になるなら俺は止めたいだけ」



私は、古賀さんの秘書の方の対応が間違っているとは思えなかった。

だって古賀さんと私ではそれくらい世界が違う。

私のことも思っての対応だと分かった。

私が傷つく前に、私が本気になる前に、というのが伝わってくる。