休暇中の御曹司と出会ったら、愛され過ぎてもう無理です。

「いや、ズルいのは古賀さんの方じゃ……!」

そう口走ってしまって慌てて口を押さえた私に、古賀さんが「どういう意味?」と聞こうとした。

でも、古賀さんの言葉の「意味」の「い」が聞こえるか聞こえないか寸前の瞬間。

私と古賀さんに一人の男性が近づいてくる。

ちょうど古賀さんと同じくらいの年齢の男性だった。



「古賀さん。そちらが話してくれた女性ですか?」



その言葉で、私はその男性が古賀さんの秘書だと分かった。