元文化部と元運動部の深夜ウォーキング

「はい、ご褒美の飴」

「ありがとう」

封を破って、飴を口に放り込む。

少しだけ表面が溶けてしまっているりんご飴の甘さが口に広がって、この飴が食べ終わってしまうことすら惜しいと思ってしまう。

なんで三キロのご褒美をジュースとかアイスにしなかったんだろう。

飴だったら食べながら歩けてしまう。また進んでしまう。

「最後の一キロまで来たね、長谷川さん」

四キロってなんて短いのだろう。