花火でかき消された言葉を当てて下さい。

坂木くんからの挑戦状の意味が分からないまま家に帰った私の机には、一枚の封筒。

これは先ほど坂木くんが言った言葉が当てられないと、開けてはダメな手紙らしい。

「いや、なんだそれ!」

つい私は突っ込んでしまう。

しかし、頭の良い坂木くんからの提案。

いつも優しい坂木くんからの提案。

私が片思いしている坂木くんからの提案。

勇気を出して花火大会に誘ったら、「一緒に行く」と言ってくれて泣くほど嬉しかった。

しかし、今の私は頭を抱えている。

だって坂木くんの声が花火で音で全く聞こえなかったのだから、選択肢は無限大である。