天才魔導師の悪妻~私の夫を虐げておいて戻ってこいとは呆れましてよ?~


「……えーっと、どこからどこまで夢ではない?」

 私は首をかしげる。

「謁見の間で、国王陛下の前にて、私がルピナにプロポーズした。退出前に君が気を失ったから連れてきた」

「なななななんで、シオン様のベッドに!?」

「問題があったか?」

「いや、問題大ありですわよ! 私がシオン様を襲ったらどうするおつもりなんですか!?」

「襲ってもかまわないぞ?」

 シオン様ははにかむように笑い、私は身もだえる。

(うん、かわい! うん、最高! ではなくて!!)

「夫婦なのだからな」

 ダメ押しの一押しで、私は限界である。