子供は満足げに鼻から息を出し、ノコギリで木材を切り出そうとする。しかし、ノコギリの歯は薄くベコベコとして、上手く切り出すことができない。
「あーん! このノコギリ変だよ!! 切れないよ!!」
「刃物を持って騒がない! 怪我するぞ!!」
かんしゃくを起こす子供を、年長の子供が窘める。
子供はシュンとなり半泣きになる。
「だってぇ……できないんだもん……。やっぱり、オレ、ダメなんだ……」
ションボリする子供のそばに、注意した子供がやってきて木材の角にノコギリの歯を当て、切り始めの溝を作ってやる。
そうして、木材を押さえて指導する。



