天才魔導師の悪妻~私の夫を虐げておいて戻ってこいとは呆れましてよ?~


 私は意味がわからず混乱する。

(? ?? どゆこと?)

 子供たちが私を取り囲みユサユサと揺らした。

「大魔導師様と結婚できたの? 勝手に攫ってきて閉じ込めてるんじゃなかったの?」

「好きだって言ってたもんね!」

「よかったねー!!」

 キャッキャとはしゃぐ女の子たち。

 呆然とする男の子たち。

「ルピナ様、ほんと?」

「もう、結婚できない?」

 私は揺らされながら天井を見る。