冷たいはずの王子様は少女にある勝負を仕掛け、甘い溺愛を注ぐ。

そのどこか不思議な空気の理由が分からないまま、私は別の仕事で呼ばれてしまう。

だから私が蒼河様から離れた後に、蒼河様が呟いた言葉など聞こえるはずがなかった。








「そろそろこの勝負を終わらせないとな」








この勝負が迎える結末を私はまだ知らない。