君の笑顔を奪いたい。

「……ふふ、わかったよ」


お弁当の蓋に、卵焼きやタコさんウインナー、小さなコロッケにおにぎりなど一通り移した。


「フルーツ用のホーク、まだ使ってないからそれでいい?」

「うん、ありがとう」


相変わらずキラキラした目をして、由良くんは嬉しそうに受け取った。

……なんだか、調子狂うなあ……。

ここ数年はバチバチしていたのに、昨日のことがあってから、仲良しだった頃のような態度を取ってくる。



由良くんの、チョコレートみたいな茶色目は、甘ったるくて、見ていると洗脳されそうで。

だけど、目を離したくないくらい、魅力的な、ずるい人。