君の笑顔を奪いたい。

結果的に、友達を守るために1人を選んだ、優しい君をまだ手に入れられていない。


「……ねえ、なんでもするから俺だけ見て、俺を美海のものにして」


そっと腕を腰に回した。強くはないくせに、絶対逃さないように。



「好きなものだっていっぱい買う、君の願いならなんでも聞く。ショートケーキだって、好きなだけ食べていいよ、だから、俺を——」

「ちょ、ちょっと待って!」