「平塚さんは何にします?」

「うーん、チキン南蛮を食べたいけれど……お腹いっぱいになると午後から眠くなるかなぁ」

「平塚さんが寝るはずないです! 眠たそうにしている所も見たことないんですよ!?」

「仕事中は集中しちゃうから」

そんなことを言いながら、「やっぱり食べたいものを食べよう!」と私はチキン南蛮定食を注文する。

「月永ちゃんはどれにしたの?」

「カレーうどんにしました」

「服に飛ばないの!?」

今日の月永ちゃんの服は真っ白なブラウスだった。

私の指摘に月永ちゃんは「はっ、忘れていた……!」という顔をしている。

そんな可愛すぎる後輩を見ていると「絶対にモテるな」と思ってしまう。

そんなことを考えるのも失礼かもしれないが、今のはあまりに可愛すぎた。